月下の一群は、1977年に南弘明が 広島市崇徳高校の委嘱によって、堀口大學によるフランス詩の翻訳詩集「月下の一群」より5つの詩を選んで作曲し男声合唱曲として発表されました。
フランス文学は日本近代文学に大きな影響を与え、詩においては明治以来、上田敏・永井荷風らによって訳詞集の出版がされてきました。「月下の一群」は外交官の父に従って若い頃よりヨーロッパ・中南米で過ごした経験を持つ堀口大學が訳して、書きためていたフランス詩を集めて、1925年に出版され、昭和初期の日本の詩に大きな影響を与えました。
2011-07-24
2011-07-16
【補足】カルミナ・ブラーナにおける中高ドイツ語の発音について
カルミナ・ブラーナで使用されているドイツ語は、中高ドイツ語と呼ばれている、中世の高地ドイツ語が使用されています。
中高ドイツ語がどのように発音されていたかについては、各種文献を参照することによって知ることができますが、カルミナ・ブラーナがカール・オルフによって作曲されたのは20世紀になってからのことであり、作曲者自身がイメージしていた発音との乖離が生じているようで、CDとしてリリースされている演奏録音でもこの部分の発音はさまざまです。(カール・オルフが録音に立ち会ったと云われる1950年代の古い録音でも現代ドイツ語に近い発音の部分があります。)
今回の演奏会用の対訳資料では、本来の中高ドイツ語の発音法資料及び数種類のCDの演奏録音の発音例をもとにした、折衷案的な内容となっています。中高ドイツ語の特徴的な発音は以下の通りです。
中高ドイツ語がどのように発音されていたかについては、各種文献を参照することによって知ることができますが、カルミナ・ブラーナがカール・オルフによって作曲されたのは20世紀になってからのことであり、作曲者自身がイメージしていた発音との乖離が生じているようで、CDとしてリリースされている演奏録音でもこの部分の発音はさまざまです。(カール・オルフが録音に立ち会ったと云われる1950年代の古い録音でも現代ドイツ語に近い発音の部分があります。)
今回の演奏会用の対訳資料では、本来の中高ドイツ語の発音法資料及び数種類のCDの演奏録音の発音例をもとにした、折衷案的な内容となっています。中高ドイツ語の特徴的な発音は以下の通りです。
登録:
投稿 (Atom)