本日の最終ステージでは、日本人なら誰もが子どもの頃から耳にし、口ずさんできたであろう名曲を、林光(1931-2012)編曲の「男声合唱による日本抒情歌曲集」からの5曲をお届けいたします。
単なる「懐かしいメロディーの合唱化」ではありません。1960年代初頭、岩城宏之や田中信昭といった若き音楽家たちが「昔の歌曲の素晴らしいメロディーを、みんなで楽しめる合唱のレパートリーにできないか」と提案したことが、この曲集の始まりです。小澤征爾が合唱団を指揮する際の編曲提供を皮切りに、わずか2〜3年の間に約20曲の混声合唱曲として編曲されました。 これらの編曲は、発表時には林光自身がピアノを弾くという前提で作られたことから、「自分自身が楽しみながら弾けるような編曲」が志向されました。