ドイツ・レクイエム」は、ヨハネス・ブラームス(1833~1897年)が作曲した、オーケストラと合唱、ソプラノとバリトンの独唱からなる宗教曲作品です。レクイエムとはカトリック教会の葬儀で、死者の安息を神に祈るラテン語の典礼ミサ祈祷文に音楽がつけられたものを指します。歌詞が「Requiem aeternam(永遠の安息を・・)」で始まることからこの名がついていますが、この「ドイツ・レクイエム」は、その曲名のとおりにドイツ語の歌詞がつけられた作品になっています。
2019-12-08
2019-07-21
グノー「第2ミサ」
シャルル・フランソワ・グノー(Charles François Gounod : 1818-1893)は、19世紀中期~末に活躍したフランスの作曲家で、ゲーテの劇詩を題材にしたオペラ《ファウスト》が一番の代表作として知られています。少年時代から音楽の才能を発揮しパリ音楽院で作曲などを学びました。その後、ローマへの留学をきっかけとしてキリスト教に傾倒して聖職者を真剣に目指したこともあり、数多くの宗教曲も遺しています。J.S.バッハの平均律クラヴィーア曲集の《前奏曲 第1番 ハ長調》を伴奏として取り入れた《グノーのアヴェ・マリア》として良く知られている声楽曲の原曲である《バッハの前奏曲第一番による瞑想曲》や《聖チェチーリアのための荘厳ミサ曲》などによって、グノーの名前は次第に知られるようになりました。
2019-06-08
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